
黎明期から追い続けているデザイナーがいる。『ニールバレット』だ。もう立ち上げから10年。ただグッチやプラダのチーフデザイナーを経た経歴は華やかだがまだ知る人ぞ知るブランドという域を出ていない。
ところが今秋より日本の三陽商会にそそのかされたか『ブラックバレット』というセカンドラインを始めた。始めたというか三陽商会が勝手にやってるというイメージなのか?名前から素人でも『バーバリーブラックレーベル』の大成功よ再び的な狙いであることは容易にわかる。
しかし根本的な問題としてニールはバーバリーほど歴史もブランド力も無い。そして店は閑古鳥。
そんな閑古鳥な京都高島屋の店舗に入ってみた。が、ファーストラインと作りが全然違う。まずシルエットが悪いユニクロのようなジャケット。そして生地感の悪いニットやパンツ。そして生地感に合わない高い値段設定。まともなのはかろうじてファーストラインを思い出させるデニムくらいだ。
どこのピンハネが多いのだ?ニール?三陽商会?
帰りに藤井大丸に寄ったら野暮ったいラコステのイメージをモードに昇華させ大成功を収めたデザイナー、クリストフルメールが遊びに来ていた。藤井大丸にルメールの専門店があるからだ。超大物デザイナーだが背は私と同じくらいでしかし細いから小さく見えた。クラシックなトレンチコートをはためかせながら店を回っていたが店員以外誰も気づいてなかった。
しかし雑誌で見た顔と同じだった。オーラは無かったがちょっと感動。因みにルメールの服は値段設定が低めに抑えてあり、ブラックなにがしより良心的。しかしこちらも閑古鳥。しばらくルメールブランドを休止していたから仕方ないのだろう。安くて良いモノを作っているのだから頑張って欲しい。