2014.04.30 (Wed)
キレイなキッチンで生み出されるキレイな味のラーメン。


ラーメン屋というのはただのラーメン屋でも奥が深いものだ。研鑽を忘れると繁盛店でも簡単に陳腐な味に成り下がり廃れて行く。東京にきてあのよく知られた名店に!というとこに行って食べて何回がっかりしたことか。まぁ、そういう店ってのは大体チェーン店化してCKなんか作っちゃって、お店でスープも作らなくなって鮮度のあるラーメンを出さなくなった店である。ラーメン屋に鮮度なんてっておもうが、不思議なもので店でスープも作らなくなったラーメン屋のなんと美味しくないことか。あれはやっぱり鮮度なんじゃないかと素人ながらに思う。
さて、中野にある「青葉」も東京ではもはや定番のダブルスープの元祖といってもいい店だ。私も関西ではじめてダブルスープを飲んだときは恐ろしいほどの衝撃を受けた。それはジロウさんを初めて食べた衝撃の比では無い。しかし、この青葉いま食べても相当美味しい。しっかりと初心忘れるべからずの味を守り通している。なんだか割烹にでも来たような佇まいと言っても言い過ぎで無いキレイな店内だからこそ、こんなすっきりとした上品なダブルスープができるのだろう。キッチンが丸見えな店内もこの店の特徴だが、感心するほどいつもキレイだ。ラーメン屋といえば8割以上店がきたない。ここが唯一チェーン店に劣る点だ。青葉をもっと見習うべきである。チリチリの麺もこの上品なスープに良く合う。スープが上品な故に、つけ麺だとやや物足りない。ここでは王道のラーメンを食べて欲しい。
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