2013.09.05 (Thu)
普茶料理の神髄。



京都を行きつくし食べつくした人におすすめしたいのが普茶料理である。もともとは黄檗宗がつたえた中国由来の精進料理なのだが、魚も肉も使わずしてこんなにきれいな料理が出来上がる技術がすごいの一言。黄檗にある総本山の普茶料理も食したことがあるが、総本山よりも全然レベルの高い美しさである。うなぎでないものをうなぎに見せたり、栗でないものを栗にみせたり、そんな技術に驚きは隠せないだろう。動物系を使ってないゆえ、膝をうつほどの味であるわけはないが、見るべきはこの料理の色合い。そして飲食店というより、お寺でお食事をするその素敵な違和感は京都でしか味わえないもの。京都でも珍しい砂絵曼荼羅をこえて隣にBarも併設しており、そこから眺める庭園の風景も素晴らしいし、入り口のライトアップされた風景もこれぞ京都。いま東京などで流行っているボウズバーよりよっぽどレベルの高いボウズバーである。て比べるのも失礼なくらい。
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